2007年度最終審査会
2008年4月25日(金)、Movable Type コンテスト 2007 のグランプリ、準グランプリを含む各賞を決定するための最終審査会を渋谷区セルリアンタワーにて行いました。
最終審査会では、本コンテストの特別共催であるシックス・アパート株式会社の皆様をはじめ、MT業界の立役者となるメンバーでグランプリを選出するための話し合いがありました。
当コンテストを裏側から支えていただいている審査委員は、Movable Typeを主軸としたサービス展開を行っている方や各種メディア関係の方々で、当日は総勢20名を越える審査員のさまざま視点からの意見が飛び交う場となりました。

各審査員のコメント
最終審査会では、審査員の皆様から応募サイトへの感想やMovable Typeへの意見など貴重なメッセージをいただきました。
その一部にはなりますが以下は審査委員の皆様からのメッセージをご紹介します。
最終審査に残ったサイトを見ると、個人・ビジネスを問わず『コミュニティ』と『メディア』という2つのジャンルが増えており、今後の主流になることを予感させられました。
コンテストでは応募サイトで利用されているMTテンプレートの中身(ソース)や、技術的なテクニックまでを見ることができないのですが、「ぜひ見てみたい」というサイトがたくさんありました。
今回のMTコンテストでは、写真などを用いたデザイン系のサイトからテキスト系のニュースサイトなど多種多様であり、Movable Typeが単なるブログツールから『Publishing Platform(パブリッシング・プラットフォーム)』として広く使われていることを実感させられました。今後もさらなる製品の機能強化によって、利用者の皆様にとって使いやすく魅力的なソフトウェア製品の開発・提供に尽力したいと気持ちを新たにいたしました。
木曽 英貴 氏(前回グランプリサイト「相鉄Style」管理者 相模鉄道株式会社)
少ない労力で多くのコンテンツ・情報を管理するというビジネス視点とブログであるコミュニティ性を重視して審査いたしました。 本日はありがとうございました。
サイトの目的や機能、そして運用面などでいかにMTが活用できているかをポイントに審査いたしました。テクニック面では私もいろいろと勉強になりましたが、B to Bの観点からはブログをシンプルに活用する余地もまだまだ残っているという実感があります。今後は技術革新と並行して、裾野の拡大も進むでしょう。今後も楽しみです。
金子 順 氏(シックス・アパート株式会社 製品企画担当執行役員)
すべてのサイトのデザインがすばらしいと思いました。ブログを更新し、ブログを書いた人同士でつながっていくといった スタイルのサイトもあれば、ビジネスとしてメディア性に特化したサイトもあったりとブログの普及は広がっていますが、 今後のブログの可能性はまだまだあると感じました。
アウトライヴ賞に選出した『八十島プロシード株式会社』は、日本の製造業を支えている中小企業のお手本のようなサイトです。CMSツールを使うことで、B to Bビジネスで必要な、情報の鮮度、対応のスピードが発揮していると思います。 当社の薦める、CMS×製造業にマッチしたサイトと思い、選出しました。
非常にでつくした感じがあった。逆にいうとMTはそれだけ世の中の情報発信に貢献し、パブリッシングプラットフォームとしての思想が根付いて成熟してきていると感じました。 世の中にMTを使用しているサイトが広がっていき、同時にMTのこれからの可能性は無限に感じています。
審査を行うにあたり、ブログとしての高さや機能面などMTの利用方法が あるため視点に迷いましたが、サイトを見る側の視点で審査しました。どのサイトもブログという枠にとらわれておらず、改めてMTという ツールの可能性を実感しました。
デザイン・コンテンツのアピールや発信性を重視し、審査しました。 誰に対して情報を発信したいのか、誰から情報を得たいのかという観点も重視しました。来年はCommunitySolutionやOpenIDなどを活かしたMT同士がつながる展開があるとおもしろいなと思いました。
佐藤 弘基 氏(株式会社エムディエヌコーポレーション web creators 編集長)
デザインとサイトの作りこみの高さを判断基準にしました。個人的にはWEBサイトとしての完成度の高さにおどろくほどのことはなかったのですが、プラグインなどMT独自の機能のみで構成されているサイトには、今後可能性がひらける事例の一つとして注目いたしました。
去年に比べて「見たことがない!」斬新なエントリーは少ない印象です。クリエイターのコミュニティを持つロフトワークなので出来れば個人クリエイターの技術やクリエイティブの「新しさ」を楽しみたかったのですが…。一方、今年はサイトとしてのスケールが大きいものが増えてます。MTがプラットフォームとして成熟してきている印象です。今後、XMLやHTMLの出口はもっと先にすすんで、今後はそういった「見栄えではない」部分での進化があるのではあると感じます。まだまだ楽しみですね。
鷹見 成一郎 氏(株式会社技術評論社 Software Design 編集長代理)
SoftwareDesignは、サーバーやネットワークなど技術面に特化した雑誌のため審査を行う際にはテクニカルな部分を中心に行いました。また、MovableTypeのオープンソース化における今後の動きに興味を持っています。来年以降の幅の広がりに期待しています。
徳力 基彦 氏(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 取締役)
Movable Typeらしい双方向のコミュニケーション要素を上手く使っているか?という視点で審査しました。IT系だけでなく、様々な分野でMovable Typeが使われるようになってきているというのが印象的で、こういった成功事例がもっと他の方々にも共有されていくと来年は更に面白い事例が増えそうで楽しみだなと感じています。
西田 隆一 氏(シーネットネットワークスジャパン株式会社 編集統括)
審査においての判断基準をもつのが難しかったですが、個人部門ではデザインなど奇抜なサイトも多く、ビジネス部門ではコーポレートサイトなど完成度が高く構成されたサイトなど、Movable Typeというプロダクトそのもののパワーに感銘を受けました。
馬場 静樹 氏(株式会社毎日コミュニケーションズ Web Designing 編集長)
応募サイトは昨年と較べてもとてもにぎやかで多彩なラインナップとなり、このツールによって何をどのように表現できるかを一望できるいい機会となりました。Movable Typeによって、個人の力によってできることをどこまで広げることができるのか、企業ならばどのような形に応用することができるのかを知ることができました。
平田 大治 氏(シックス・アパート株式会社顧問、株式会社ニューズ・ツー・ユー取締役)
3年連続審査会に参加していますが、年々サイトの規模や洗練度があがっていると思いました。WiredVisionやJ-Castなどメディアとしての使い方や企業のページといった ビジネス向けから個人でも様々な用途で使われており、同じMTというツールでこれらのサイトを作っていると考えると改めてすごいと思いました。
馮 富久 氏(株式会社技術評論社 Web Site Expert編集長)
ビジネス、個人とMTというアプリケーションを使ってそれぞれのカラーが出ていてよかったと思います。ブログ、CMSとMTというアプリケーションの利用方法の幅も広がってきており、また今回のコンテストからはプラットフォームとしての利用方法もエントリーされていたので今後の広がりに注目していきたいと思います。
会社としてビジネスサイトを多く手掛けているため自分の会社としての立場では製作しないサイトという視点でおもに個人部門を中心に審査しました。このGreenTree賞に選んだサイト『コトノハ絵本の紹介』は、Flashが多く使われており個人サイトとして非常に「心なごむ」サイトなので選びました。
安田 英久 氏(株式会社インプレスR&D Web担当者Forum 編集長)
Web担当者Forumとしては、評価の主な要素として、集客の軸の1つとなる検索エンジン対策をサイト上でどれだけ実現できているかを重視しました。2005年、2006年の応募作品に比べると、SEOが考慮された作りのサイトが全体として増えてきている印象でした。titleタグ、パンくずリストやさまざまな一覧ページによるサイト内リンク、アンカーテキストやインデックス可能なテキスト量など、SEOの要因が押さえたサイトが見られるようになったのは良い傾向ですね。




